急になんでこんな事きくのかな?って思った。

芳未:『なんでそんな事聞くんですか?』
哲也:『今まで結構俺と話してるのに、一回も目をみて話してくれないし、冷たいオーラを出してるからさ?』
芳美:『気にしてなかったけど態度にでてたんですね。すいません。』
哲也:『明日って暇?』
芳未:『仕事ですけど?』
哲也:『終わってからさ、賭けの約束!』
芳未:『終わってからだったらいいですよ。』
約束は約束だもんね。
案外話やすくて、一時間以上車の中で話しちゃったしまぁいっか。

そして〜飲んだらすごい陽気ですごくかわいい人だった。一緒にいる私も自然に笑顔になった。


その日から私の生活はガラっと変わった。
第一印象なんて嘘の様に飲みにいく回数が増えた。




孝弘がいなくなった生活を埋めるように。
自然と本田さんから哲〜って呼ぶようになっていた。
不思議だね…。けど女が自然に集まってくるのわかる気がする。
悪いフリをしているんだね…冷たいフリを。

1ヶ月くらいすると、隣接するホテルに働いてるのに私を職場まで向かいにくるようになった。
何も言わずにいきなりくるからビビる。
入り口は、孝弘のいる調理場のとこしかない。