ガチャッ

『!?』

ヤツらが入ってきた…



(甘くは……ない………か…。)

凄く冷めた瞳をした男だけが
あたしに近付いてきて
目をそらすあたしの顔を掴んで
自分の方に向けさせられた、、。

睨む元気もないあたしは

やつの顔は見ず、
ボーっとしてた。


「おぃっ。」
あたしは頷きも顔も上げなかった。
それが気に食わないのか、無理やり向けさせられた。

「俺ら出掛けてくるわ。」


(………)

あたしは目を逸らした。


パチンッ


『っ!?』

軽く殴られた。
そして、また顔を向けさせられ、


「…………

まぁいいわ。



『………』


「俺ら出掛けるけど、
世話してくれる奴
呼んどるから
ちゃぁ〜んと
相手しろや??大事な大事〜な
奴やからよ〜
粗相のないよぅにな??
声も出せよ。はははは」

『っ!?』
そぅ言って
あたしの胸を一度掴んで


バタンッ



出て行った……‥。