「…。侑吏はさ~、
どうなのよ、彼女とは。
付き合ってから
もう大分たつよね。

えっと、
中学3年の
後期だったから
もう約3年だっけ?」



ふと、頭に浮かび
侑吏に聞いてみた。




「別れた。」





「あー、
そっかそっか。
別れ…は!!?


別れた!!?
いつ!?ちょ、
聞いてないよ!!?」



まさかの
カミングアウトに
思わず大声を
出してしまった。



「別れたのは
付き合ってから
1年くらいたった頃。」



顔色一つ変えずに
淡々と喋る侑吏。



聞きたいことは
色々あったけど
そんな事よりも
言いたい事が
1つだけあった。



「…なんで、教えて
くれなかったの?」