「はい、これ……」



彼女の前にスウェットと下着を置いた。


俺の顔を見る彼女。



「あ、これね。この前、泊まりに来た俺の姉ちゃんが置いて行った物なんだ。姉ちゃん、いらないみたいだから遠慮しないで使って?スウェットは姉ちゃんが着たけど、ちゃんと洗濯したし、下着は未使用だから……」



なかなかスウェットと下着を取ろうとしない彼女の膝の上にスウェットと下着を置いた。



「お風呂、先に入って来て?風邪ひくといけないから。あっ!服は洗濯機の中に放り込んどいて?洗濯するから」



彼女はコクンと頷くと、スウェットと下着を持って立ち上がり、部屋を出て行った。