新しい傷のついた手首を見つめる。 無駄なことくらい知ってる。 最近やらないでいられたのに、あたしはまた昔と同じことを繰り返している。 手首に残された無数の傷痕。 これは昔のものだった。 傷痕をぼーっと見つめるあたしは、他人からみたらヤバい人間にあたるのかもしれない……