「まぁ…そうでしょうね。他の人は。
でもあたしはまだ納得してないの。
あなたが校長の息子だろうが、皆から怖がられていようが悪い事は悪いって思うし。
あたしがうざいって思うあなたの気持ちも分かるし。」


「分かるのかよ。
変な女。」

「でも、怖くないわ。
校長先生に何か言われるのは確かにちょっとドキドキするけど、別にあなたは怖くない。」

「……………。」


こうしてみると、本当に普通の男の子。
あたし達の学校にはいなかったけど、どこにでもいるヤンチャな子。