昔からぼくは新しいものが大好きだった。別に古いものが嫌いなわけじゃない。ただ、新しい服、新しいおもちゃ、新しい友達。そういうのが大好きだ。新しいものを見ると古いものはどうでもよくなる。新しいものさえあればいい。前に友達と自分たちの親を交換しようという話をしたとき、ぼくはその話を本気にした。だって親が新しくなるなんて楽しそうじゃん。こんな調子である。
新しいものが大好きなぼくの初恋の相手は、いつも新しい服、新しいおもちゃ、新しい友達・・・・は違うか。
まぁとにかく新しいものに恵まれた家の娘だった。
ぼくの家は別に貧乏ではないが別に金持ちでもない。つまり新しいものに恵まれているわけではない。
だからあの娘に抱いた気持ちは恋心というよりは、嫉妬心だったのかもしれない。
あの娘の家に生まれていたらなぁと、何度も思った。そう。ぼくはあの娘に恋をしたわけではなく、あの娘の家に恋をしたのだ。
まぁでも、あの娘には妙な魅力もあった。大人っぽいというかなんというか。まだ幼かったぼくは身近にそういう友達などいなかった。
つまりぼくにとって、とても新しくて新鮮な風に感じたのだ。
まぁ回想はこのくらいにして、あの娘との話をしようか。
ちなみにそのときのぼくの年齢は9歳だった。
新しいものが大好きなぼくの初恋の相手は、いつも新しい服、新しいおもちゃ、新しい友達・・・・は違うか。
まぁとにかく新しいものに恵まれた家の娘だった。
ぼくの家は別に貧乏ではないが別に金持ちでもない。つまり新しいものに恵まれているわけではない。
だからあの娘に抱いた気持ちは恋心というよりは、嫉妬心だったのかもしれない。
あの娘の家に生まれていたらなぁと、何度も思った。そう。ぼくはあの娘に恋をしたわけではなく、あの娘の家に恋をしたのだ。
まぁでも、あの娘には妙な魅力もあった。大人っぽいというかなんというか。まだ幼かったぼくは身近にそういう友達などいなかった。
つまりぼくにとって、とても新しくて新鮮な風に感じたのだ。
まぁ回想はこのくらいにして、あの娘との話をしようか。
ちなみにそのときのぼくの年齢は9歳だった。