―美月side―

はぁ・・・はぁ・・・はぁ。

何で??

何で言ってくれなかったの??

私ぢゃ頼りなかった??

ヤダよ。

太陽の傍に居たいよ。

ガラガラガラガラ

美月「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ。」

太陽「玖珂??何か忘れ・・・。」

私の方を見て、言葉を切った。

太陽は、普通でも大きな目を更に大きくして、私を見た。

太陽「何・・・やってんだよ。」

美月「何やってんだ。ぢゃないでしょ??何で黙ってんのよっ!!!」

太陽「何で・・・。」

美月「心配したんだから。」

そう言って、そっと太陽に歩み寄る。

美月「ばかぁ。」

私の目は、ぼやけて太陽が見えなくなった。

太陽「・・・泣くなよ。」

そう言って、優しく涙を拭ってくれる。

美月「何で・・・黙ってたの??」

太陽「美月にだけは、知られたくなかった。」

美月「・・・何で??」

そう言うと、太陽は急に布団にもぐりだした。

美月「太陽??」

太陽「・・・。」

美月「おーい・・・。」

太陽「・・・ょ。」

美月「え??」

太陽「・・・だよ。」

美月「何??」

次の瞬間。

ガバッ。

布団から急に起き上がって

太陽「俺が美月の事好きすぎて、死ぬのが怖かったからだよ。美月のこと、忘れられなかったからだよ。」