―美月side―

何で??

何で、出てくれないの??

本当に終わっちゃうの??

私は、ヤダよ・・・。

枕が涙で冷たい。

何で、私ってこんなに馬鹿なんだろう??

そう思って、その後の意識がない。

―次の日―

美月「・・・最悪。」

鏡の前に立っている私は、酷い顔。

昨日、

思い切り泣いたせいか、

目が真っ赤で、腫れている。

美月「お母さん・・・今日、学校・・・。」

休む。

って言おうとした。

母「学校がどうしたの??」

でも。

もしかしたら、太陽が来てるかもしれない。

昨日のは、冗談で言ったんだよ。

大丈夫。

いつもの席に座ってるって。

そう自分に言い聞かせた。

美月「んー。やっぱりなんでもない。」

母「変な子ね。」

来てればいいな・・・。

制服に身を包んで。

がちゃ。

重いドアを開ける。

美月「・・・いってきます。」

消え入りそうな小さな声で、

学校へ向かう。