―太陽side―

俺。

玖珂に怒られるだろうな・・・。

!?

ヴヴ ヴヴ

突然。

携帯が鳴った。

ディスプレイを見ると。

<美月>

出ちゃいけない。

そう思って。

そっと。

携帯の電源を切った。

美月の声が聞きたい。

俺の事。

どう思ってるか、聞きたい。

でも。

今の俺に。

美月の本当の気持ちを聞く勇気がない。

「さようなら。」

って。

言われるのが、怖くて。

そして、何よりも。

もうすぐで死んじゃうのに。

俺。

悲しい想い・・・したくない。

・・・。

本当に俺って。

最低だなよな。

自分が傷つきたくないからって・・・。