・・・学校行こう。

太陽に聞いてもらえば、何か言ってくれるかもしれないし。

こんなに、悩んでるのは私らしくないしね。

玄関を出て、外の空気を吸う。

美月「すぅ―。はぁ―。おしっ。頑張ろうっ!!!」

学校の校門の前まで来て、少し、足が止まる。

その瞬間に。

お母さんとお父さんの顔を浮かぶ。

あぁぁ。

悩むな!!!

美月!!!

太陽に聞いてもらうんだもんっ!!!

ガラガラ。

美月「太陽っ!!!」

って・・・。

・・・いない??

耀平「休みだって。」

こんな日に限って、休みかぁ・・・。

美月「何でよぉ!!!」

耀平「風邪っつってたぞ??」

美月「風邪ぇ??」

耀平「うん。」

美月「家。行こ。」

耀平「あ。そうそう。太陽が、美月が俺の家に来ないように言っといて。って言われた。」

美月「何でよぉ。」

耀平「近ぇよ。心配かけたくないからだろ??」

美月「別にいいのに。」

耀平「それか。」

美月「それか??」

耀平「・・・ただ単に美月に移したくないからだけぢゃね??」

美月「なあんだ。普通ぢゃん。」

耀平「ぢゃあ。何て言ってほしかったんだよ??(笑)」

美月「それか。とか、いうから、何か特別なこと言うのかと思っただけですぅ。」

耀平「ふぅん。」

なあんだ。

太陽、休みなんだ。

遭いにもいけないんだ。

なんか。

ちょっと寂しいな。