耀平「だから、君も気をつけたほうがイイよ。」

何で。

何で、何も言い返せないんだよ。

だっせ、俺。

あんなに、言ってやるっつったのに。

耀平「もうそろそろチャイム鳴るから、俺帰るわ。」

美月「・・・うん。ぢゃあね。」

玲央「・・・ぢゃあ。」

耀平「おう。お前等も、早く帰って来いよ??」

弁当がのどを通らない。

美月「ね。」

玲央「ん??」

美月「・・・渡辺くんが、殺したの本当に聞いてないの??」

玲央「殺してなんかないっ!!!」

美月「・・・でも。言ったんだよ??」

玲央「違うんだよ・・・。」

俺。

今、泣いてる。

違うんだよ。って泣きながら言ってる。

それは、俺みたいなやつをかばう、太陽の馬鹿みたいな嘘なんだよ。

玲央「俺はさ。」

美月「・・・うん。」

玲央「アイツをしかととかしねぇから。」

美月「・・・うん。」

玲央「するんなら、勝手にしといてよ。」

美月「・・・うん。」

玲央「俺が、ずっとアイツの傍にいるから。」

美月「・・・うん。」

何、言ってんだろ俺。

こうなったのは、全部俺のせいだろ??

なのに、太陽がやった様な言い方。

俺、最低だな。

こんなの、太陽が聞いたら、どう思うかな??

失望するよな・・・。

大親友失格だ。

俺。