―美月side―

玲央「ほら、あそこ。」

太陽「はぁ??嘘だろ??」

小さな声で聞こえてきた。

成宮くんは、完全に私の方を指差していて。

渡辺くんは「はぁ??」みたいな顔で私を見てる。

美月「何??」

玲央「あれ??聞こえてました??もしかして。」

美月「小声だけど、聞こえてた。」

太陽「ちっげぇーよ。お前、長谷川のこと可愛くて・・・みたいなこと言ってたぢゃねぇーか。」

玲央「可愛いぢゃん♪」

太陽「どこがだよ。普通ぢゃねぇーか。」

美月「聞こえてるんですけど!!!」

玲央「あっ。ごめんね??太陽っ!!!」

そう言って、渡辺くんは、成宮くんに頭をはたかれてた。

美月「ね。何で、私のこと知ってるのかな??」

玲央「ん―。聞きたい??」

美月「まぁ。聞きたいです。」

玲央「長谷川さんの事が好きだから。」

ちょっ!!!

声、デカいってばぁ。

女子1「えー。今の聞いた??」

女子2「聞いた。成宮くんが美月の事好きなんだって。」

女子3「えー。ショック。あたし狙ってたのに。」

美月「そんな大声で言わないでよ。困るってばぁ。」

玲央「えー。だって、聞きたいって言うから。」

美月「だからって・・・もぉ。」

玲央「怒らせちゃった??ご、ご、ご、ごめんっ!!!」

同様し過ぎだし。

美月「と・に・か・く。」

玲央「へ??」

美月「冗談でしたぁー。って言って。」

玲央「やぁだ。」

美月「お願いだから。」

そういうと「ぶぅー。」っと、口をふくらませた。

玲央「ったく。・・・えっと、さっきのは玲央ジョークでーす♪本気にしちゃった??皆。驚かせてごめんね。」

助かったぁ。

変な事に絡まれたくないしね。