二人をおいて、廊下に出た私。

やっぱおかしいよ。

他のクラスには、ちゃんといるのに、何でココだけいないの??

美月「・・・おかしいよ・・・。」

小さな声で、呟いた。

耀平「美月っ!!!ちょっと、来いっ!!!」

この人は、私の幼馴染の、玖珂 耀平。

美月「な、何??」

耀平「何で美月が、渡辺と仲良くしてんの??」

美月「仲良くなんてしてないよ。」

耀平「アイツには、関わらないほうがいい。」

美月「・・・何で??」

耀平「・・・。」

美月「不良だから??」

耀平「・・・。」

美月「ねぇ・・・。何で??」

耀平「美月が、渡辺のこと好きになられたら、困るから。」

美月「え??」

耀平「そりゃあ、さぁ。幼馴染としては、ちゃんとしたヤツと付き合ってほしいぢゃん??」

美月「・・・。」

幼馴染か・・・。

私は、耀平を幼馴染として、一度も見たことないよ。

私、耀平の事好きなんだけどな・・・。

美月「耀平には、関係ないぢゃん。」

私、最低だ。

美月「私がさぁ、誰と付き合おうと、耀平には関係ないでしょ??」

耀平「・・・。」

ほら。

耀平、困ってんぢゃん。

美月「幼馴染の耀平に、あたしの事、決められる筋合いない!!!」

耀平「ぢゃあ。勝手にしろよっ!!!」

そういうと、耀平は、どこかに行ってしまった。

それから、少ししてから皆が、教室に入ってきた。

渡辺くんって一体、何なんだろう・・・。