美月「・・・渡辺くん??」

太陽「俺、殺してないよ。」

だっせ。

俺。

泣きながら、美月に抱きついて・・・。

美月「・・・渡辺くん。」

太陽「殺してない!!!美月。信じて??」

美月「・・・ごめん・・・。」

太陽「・・・え??」

美月「だって・・・。殺したって、言ったぢゃん。耀平と夢の前で。」

あぁ。

夢の時と同じだ。

俺の中で、何かが壊れた。

美月「さっきのは、信じたくないって、いうイミで・・・。殺したんでしょ??」

こいつも、一緒か・・・。

もういいや。

竜・・・。

俺、どうしたらいい??

太陽「・・・ごめん。混乱させるようなこと言って・・・。」

美月「い、い・・・や。いいけど。」

太陽「・・・ごめん。本当ごめん。」

そう言って、美月を抱きしめていた力を抜いた。

はぁ・・・。

ガチャ。

ドアを開ける。

何やってんだろう俺。

そんなことを考えながら、階段を降りている時だった。

うぅ・・・。

気持ち悪い・・・。

階段をすぐに降りて、トイレに直行した。

バタン。

トイレのドアを思いっきり閉める。

吐くかも・・・。

ゲホっ。ゲホっ。

・・・。

は??

俺。

死ぬかも。

俺は、吐血していた。