ガチャ。

あぁ。

だる。

美月「・・・何してるの??」

太陽「サボリ(笑)」

美月「何、笑ってるの??ほら。早く教室戻るよっ!!!」

俺の腕を引っ張ってくる。

太陽「・・・離せよ。」

美月の手を振りほどき、そう言った。

美月「・・・渡辺くん??」

太陽「俺と仲良くしてちゃ、いけないんぢゃないの??」

違う。

そんなことが、言いたい訳ぢゃない。

美月「・・・。」

ホラ。

困ってんぢゃん。

太陽「そういうのさ。マヂでうざいから。」

やば・・・。

美月、泣きそう。

太陽「俺の事はさ。ほっといてよ。関係ないんだしさ。」

美月「関係ないよ??」

太陽「・・・。」

美月「仲良くしてちゃいけないよ??でもさ・・・。」

・・・美月、泣いてる。

美月「でもさ、友達だったでしょ??私たち。だから、ほっとけないよ。」

・・・友達だった・・・か。

美月「馬鹿だって、思ってもらってもいいよ??」

太陽「思わないよ。」

美月「私。・・・まだ、渡辺くんが、殺したなんて思えない・・・。」

太陽「・・・。」

美月「・・・。」

美月・・・。

太陽「・・・ありがとう。」

聞こえるか、聞こえていないかの声で。

美月「教室もどろ??」

そう言って、俺の腕を引っ張る。

ぎゅ。

美月「え??」

俺の腕を引っ張る美月の腕を思いっきり引っ張って、俺の方に寄せた。