―太陽side―

ごめんな。

美月。

玖珂。

あれさ・・・。

嘘・・・なんだ。

如月 裕輔だろ??

死なせたのは、俺ぢゃないよ??

それに、イジメてたのも、俺ぢゃない。

なぁ。

美月。

お前と、出会った時の『不良』って言葉。

結構、嫌な思いしたんだぜ??

だって、俺『不良』ぢゃねぇ―し。

色々あってさ・・・。

今は、こんなんだけど。

でも、一番きつかったのは、さっきの。

信じてたのにって・・・言葉。

ごめんな。

俺さ。

お前等に、何もしてねぇ-ぢゃん??

何か、手伝ってあげた・・・とか。

でも、美月はこんな俺を信じてくれてたんだよな??

裏切るような真似してごめん。

そう思うと、急に涙が出てきた。

太陽「・・・グス。」

ガチャ。

え??

もしかして、美月??

それとも、玖珂??

泣き顔を見られたくなかったから、急いで、涙を拭った。

振り返ると、俺の予想とはまったく違う人物がいた。