美月「何で裕輔が、こんな目に遭わなくちゃいけないの??」

夢「美月・・・。」

そういって、泣いている私を、優しく抱きしめてくれた。

耀平「・・・もう・・・アイツには・・・逢えないのか・・・??」

夢「・・・耀。」

美月「・・・耀平・・・??」

耀平「裕輔ぇ。うわぁぁ。」

そう言って、耀平は泣き崩れた。

耀平「裕輔ぇっ!!!裕輔っ!!!!」

美月・夢「・・・。」

耀平「早く、犯人見つけて、復讐してやるっ!!!」

美月「・・・。」

夢「・・・耀も・・・。」

夢の重い口が開かれた。

夢「・・・耀も・・・犯人と同じことをするの・・・??」

無言で、頷く耀平。

夢「ヤメなよ。」

耀平「は??」

夢「そんなことして、裕輔が喜ぶのかなっ!?!?」

耀平「ぢゃあ、夢はそのまま、ほっとくのかよっ!!!」

夢「そんなこと、言ってないぢゃん!!!」

耀平「ぢゃあ、夢は、何が言いたいんだよっ!!!」

夢「耀が、犯罪者になってほしくないから、言ってんぢゃん!!!」

耀平「夢には、俺が犯罪者になろうが関係ないだろ??ほっといてくれよっ!!!」

バシンッ。

美月「耀平が、犯罪者になって、関係ない訳ないよっ!!!ずっと、一緒にいたんだよ??その人が、急に犯罪者になるんだよ??そんなの、心配に決まってるよっ!!!関係ない訳ないよっ!!!」

耀平「・・・。」

夢「・・・美月。」

美月「お願い、耀平。二度とそんな事、言わないで??」

耀平「・・・ごめん。俺、お前らのこと何も考えてなかった。」

確かにさ、犯人を見つけたら、許さないよ??

でも、

それで、耀平が犯罪者になっちゃうんだったら、もう見つからなくてもいい。

裕輔。

勝手、言ってごめんね??

耀平のために、あたしのワガママ聞いて??