私は、春くんのいるブランコに向かって歩きだした。

それに、続いて晴輝も歩く。


「なんか、二人でいい感じにならないでよ」

ブランコから、叫ぶ春くん。


「なにが、いい感じなの?」

首を傾げながら言うと春くんは爆笑している。

「志織って、天然だね!!」

春くんの言葉にまた、首を傾げる。


「わからないか。まあ、いいや!もう帰ろっか」

晴輝が、呟く。
私は、うなずく。

春くんは、首を横に振る。