「じゃあさ、晴輝は晴輝で…」

「うん!って、俺?」

「違う。私の担任の方」

本当に、紛らわしい。
と呟く私に、二人はうなずいてお互い見つめあっていた。


「んで、春樹くんは春ね?」

春くんを、指さして聞く。


春くんは、うなずく。
なにやら、満足そうだ。


満足そうな、笑顔を私に向けてブランコに向かって走りだす春くん。