「いつか、わかるよ!!」

そう言って彼は、また歩きだした。


本当に、誰なんだろう。

いつかわかるって、どうしてわかるんだろう…?


彼の後ろを歩く私は、ずっとそんなことを考えていた。


ドンッ……_____。


「………てッ」


今度は、顔面から誰かの背中に激突した。

見上げると、彼が私の方を見ながら指をさしている。


指をさしている方向をみると、昔よく来た公園だった。


「え…ここ、知ってる」

私は、また公園から目を逸らし彼を見る。