そこで残されたのは、男4人と私。


気まずくね?



「奏多、時間被ってわかんなくなるからメモって」



私がそんな事を考えている時、蓮くんが口を開いた。


どうやら沢山の客が入って頭が混乱してきたらしい。



「はいよ♪りぃ、紙!」



ボーっとしながらそんな会話を聞いてると、奏多くんからそんな声がかかり思わず嫌な顔を浮かべる。



「なんで私?」


「いいから探せよ」



そんな私に蓮くんから冷たい一言。



「‥‥‥だる」



この短時間でわかった事。


蓮くんは、相当なる俺様気質。



それに比べ奏多くんは‥



「りぃごめんね。俺らこの家よくわからないからさ」



奏多くんは優しい。



「全然いいよ♪
はい、紙とペン」



奏多くんの優しさに思わず微笑みながら、見つけた紙とペンを渡す。



「ありがとね」



奏多くんは癒しです。