「ただいまーっ」


「お前らおせーしっ」



ドアを開けて即聞こえて来たのは愛美の声。


そんなに私たち海にいたのかな?



「あ、愛美♪おかえりー」


「ん、ただいま♪で、何してたの?」


「秘密だよな、りぃ?」


「うん♪あ、足洗わなきゃ」



そう言って風呂場に消えて言った私たちの耳には愛美たちの声。



「足洗うってことは海だね」


「奏多やっちゃった?」


「あら〜?奏多くん、ヤったのかな?」



愛美と蓮くんの会話はお風呂場まで丸聞こえだった。



「ふはっ」


「あいつら馬鹿だろ」


「ちょ奏多くーん」



そこで皆からお呼びだし。



「はーい」


「来て」


「はいはい」


「かなたん、ふぁいと」



このメンツ、好きかもしれない。