二学期も終わりに近づく。

そんなある日の数学の時間だった。

私は裕斗に告白した。

裕斗の事がすきだって。

期待はしなかった。

私みたいな人、誰も好きになってくれないって。

もしかしたら少しくらいは信じてたのかもしれないけど。

きっと今の状況じゃあきらめるしかないのかなぁっておもってた。

呼び出すこともできない私は、紙に書いて手紙のつもりで

裕斗に伝えた。

緊張の瞬間だった。

何度紙を変えて書き直しただろう。

友達を通して、裕斗に紙が渡された。
  

これが君に渡した最後の手紙だったんだね。