「いやいや、けいさついや。こわい。つれてかないで!」 あーんあーんと青年が泣き出して、すばるはぎーぎーと怒りのうなり声をあげた。 「まあまあ、泣かなくてもいいんだよ。あなたなんですか!子供を怖がらせて!」 おばちゃんがカウンターから飛び出して、青年とすばるを抱きしめた。