「タコ焼きがほしいの?いくつ?」




〔てがる〕のおばちゃんが優しい声で接客するのが聞こえた。




「タコ焼きは〔とお〕ほしい。お年は五つだよ」




その声を聞いて、すばるはぱっと顔を輝かせ、奈央は驚いて振り返った。