「いつまでだって居ていいんだよ」 かおりはマンションの一室で奈央にそう言った。 かおりは何も聞かず、毛布と飲み物を差し出した。 「冷蔵庫の物は好きに食べな。なくなれば誰かが補充するからさ」 かおりは優しく笑った。