そしてその日は初日と言う事で特に何もせずに部屋であゆとレネちんが来るのを携帯をいじりながらぼーっと待ってた


バン!!


「ひいぃ!!!」


「来たよ~!!」


「その登場の仕方は心臓に悪いからやめて…」


「えぇぇぇ~…」


「だから言ったじゃないですか…」


レネちんはあの登場の仕方を注意してくれてたみたい


まぁ、あゆがその注意をがん無視してドアを思い切り開けたのであろうことが簡単に想像出来てしまうのだから不思議


「あ!!さぁさぁ、今日は飲むわよーん!」


「え?!飲んじゃって良いの!?明日も仕事あるだろうし、しかも私達未成年だし…」


「まぁまぁ、固い事は言わずに!あと、明日は執事デーだからメイドは一日休み~♬」


「執事デー?」


「執事デーとはメイドが休み、執事が仕事をするというわけです。メイドと執事と言っても、所詮人間。休暇は必要です」


「じゃぁ、メイドデーもあるの?」


「もっちろん!!執事デーもメイドデーも月2回ずつ!私たち使用人はこの日をめちゃくちゃ楽しみにしているのだー!!」


「付き人は別?」


「付き人はね、ほらじじさんがいるから大丈夫だよ。塩沢さんだって次の日が執事デーの日は毎回孫の顔見に行く為に息子さん夫婦の家にお泊まりしに行ってたし」


「…塩沢さん?」


「元付き人さんのおばさん。今日はたまたま有休取ってたから挨拶済んでないはずだよ」


「…塩沢さん怒らないかな…こんなぽっと出の私なんかに…」


「塩沢さんはそんな事気にするような小さーい器じゃないわよーん」


「ほんとに?」


「あらやだ、信じてないのー?」


「ううん!あゆがそう言うなら信じる!」


「そかそかー!友里は素直だねー!よし、飲も!!」


「そうですね、はい友里の分です」


「…私はまだお紅茶でいいや」


「そうですか?」


「じゃぁ、とりあえず…」


「「「かんぱーい!!!」」」