――――…
――…
学校に行くと莉緒が駆け寄ってきた。
「穂乃歌ぁっ!」
どーせ、婁唯がメールくれたー♪
とか、そんな話しなんだろうなぁ…w
『はいはい?』
莉緒は私の顔をじっと見つめたまま、目をそらさなかった。
『あのー…?莉緒サン??』
私の呼びかけを合図にするように、莉緒は目に涙を浮かべ始めた。
『ちょ、莉緒っ!?
何っどーしたのよッ!?』
理解不能。
誰か状況を説明してくださいぃぃ!
「穂乃歌ぁぁ!
どーしよぉーー!」
『だから何がっ!』
そう聞くと、莉緒は小さな声で言った。
「婁唯クン怒らせちゃったかも…。」