「ぁ…。」
何でこのタイミングで…?
頭の中でハテナを浮かべる私の隣では頬を赤く染めている莉緒。
真衣と芽衣は莉緒を見て顔を見合わせて少しだけ笑っていた。
さすがに赤すぎやしませんかっ…?
「穂乃歌、何やってんの?」
不意に振られた言葉。
私っ!?
私に何で話しかけるー…?
『いゃ、普通にみんなでお昼だよ?』
「ふーん…」
ふーんて!
そっちが聞いてきたくせにっ!
『そっちこそ何しに屋上きたの?』
「俺?」
少し考えた後、婁唯はニッと笑って言った。
「先輩がいると思って♪」
『なっ…!』
黒い…!
笑顔が黒い…!
改めて自分の弟が黒い奴だと実感…。
莉緒ぉ~…
こんな奴やめなよぉ~…