カランカラン

「シンさん酷いっすよ~」

ようやく拓也が到着した。少し小柄で、見た目はチャラい。

「昨日夜中まで飲み会やってて、頭ガンガンですよ」

「やっぱり飲み会だろ?」

シンが美華を見てにやける。

「工藤君にもあれ話して、さっさと帰してあげたら?」

拓也は20歳。クールな美華から見ると、チャラいところも含めてまだまだ子供だ。

「お前のチャラさとは別の実力を見込んで相談がある」

シンが真面目な表情で話しだす。

「俺チャラくねぇし」

拓也も真面目な表情で返す。



(>Σ<)

笑いを堪えるマスター。