「ご注文……はお決まりですか?」
店員さんがメイドゴリラを見て、一瞬固まった。

「豚!」
「エビ♪」
「オススメ」


「あ…はい、かしこまりました」
濃ゆいメンバーの即答に、またもや戸惑う。




ガシャガシャガシャ
「は~らへった♪は~らへった♪」

シンが一文字(いちもんじ・お好み焼き屋によくある、銀のヘラ)を鉄板にガシャガシャ当てて騒いでいる。


ガシャガシャガシャ
「は~らへった♪は~らへった♪」
香織も真似をする。

ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ


「うるさい」


(-.-;)
(-o-;)
美華の一言で静まった。


「お待たせしました」
具材の入った入れ物と、液体の入った入れ物がそれぞれに配られた。


(★_★)
シンが具材に液体を少し流し込み、小さな一文字を使いハイスピードでかき混ぜる。
続いてとろみのついた具材を鉄板にのせ、ドーナツ状に広げる。
その中心に残りの液体を注ぎ………


「キョエ~~~!!」
ズガガガガガガ

次は大きな一文字を巧みに操り、液が周りに出て行かないように、超人的な速さで材料を融合させていく。

(☆_☆)
「キョエ~~!!」