「私、死んだの?」


そう尋ねると、彼女は少し首をかしげる。



私は透けた自分の体をじっと見つめる。



紫が死んだ後、私は後追い自殺をして死んだはず・・・


「ここは天国?」


そう尋ねると、彼女は今度は横に首を振る。



「言ったはずです。『私はあなたの願いを聞きに参りました』って。」



私に願いなんて、もうないわ・・・



だって・・・


「私、死んだんでしょ?」