ドアノブをひいた瞬間、その家は私の目の前でスッと消えた。


「消・・え・・た・・・?」


その家が消えた後、目の前には銀色に輝く長い髪。色白でキレイな肌。
そして、真っ白なワンピースを着た同い年ぐらいの人が立っていた。


「こんにちは。」

その透き通ったような声はさっき私に語りかけてきた人と同じ声だった。


「あなたは誰!?」


そうたずねると、彼女はクスリと笑う。