「……」


……私が負けた。


一度だけの撃ち合いで。


「亜紀」


いつの間にか銘が近くにいた。


「思い出した」


……。


「この人、葉月響《ハヅキヒビキ》新撰組“沖田総司”の生まれ変わりって言われた人だよ!!」



「こいつが??」


見上げた先には、悔しくも薄笑いを浮かべた男が立っていた。