「ホントに瞑ってる??」 「うん。君の泣き顔が見れなくて、残念だよ」 「……」 見上げると、至近距離に顔があった。 「!?」 両手で、顔を掴まれた。 うっすらと男は目を開いた。 「君って、やっぱりあの頃と変わってないな」 「?????…あの頃??」 悲しそうな顔をしたのは、気のせいだったのか…。 そんな気がした。 夜空は、満天の星がちりばめられていて…あり得ないほど、綺麗だった。