SHRでの、先生の一言に私は固まった。 「では、剣道部はこの土日を使って合宿と言うことで…」 …合宿?? 「じゃぁ、後で西波来いよ。あぁ、副部長の葉月もだ。二人にやって貰いたいことがある」 …仕事。 「もうっ、あんたのせいで余計な仕事が増えたでしょ!!」 「僕のせい? まぁいいけど。ほら、先生呼んでるよ」 クラスの人たちの視線を感じながら、私は葉月にぐいぐいと引っ張られ職員室へ向かった。