「はい!!」

あたしは、元気よく返事をした。

それから、やっとチョコが完成した。

明日、聖也受け取ってくれるかな?

そして、びくびくしながらやってきた学校。

「せっ聖也、おはよう」

「・・・」

シカト?

だよね?

あたしがシカトされる理由もわかっているのに涙が出そうになって教室を出た。

「・・・ぅっ・・・ひくっ・・・」

「大丈夫か?聖也に泣かされてんだろ?」

「ちがっ・・・!!聖也は悪くないの!!」

「俺が守ってやるから」

「だから、」

「その子、俺の彼女なんだけど・・・」

「聖也」

「ちょっと、来い!」



引っ張られて、連れて来られた空き教室。

「あのさ、何してんの?」

「ごめんね」

「はぁ?別に俺は謝れなんて・・・」

「昨日の事 ごめんね?」

「ああ」

「今日さ、バレンタインでしょ?」

「ああ」