家に着いてから、詩織にメールして眠った。





次の日から、詩織はモテたモテた。
一日、一回は呼び出されてた。

「羽衣、ちょっといい?」

「うん」

お昼休み、三人でご飯を食べていたとき詩織から呼び出された。

「あのさ、羽衣は好きな人とかいる?」

「もしかして、詩織好きな人できた?」

「うん」

「こりゃ、男共が泣くな」

「?」

「なんでもない」

「そう」

「で、誰なの?」

「えっとね」

照れたように、顔を赤くする詩織。

だから、男が好きになるんだろうな。

「聖也なの」

「えっ・・・」

・・・・・・

親友の言葉に、頭が真っ白になる。

まさかとは思っていたけど、

詩織と、親友と同じ人を好きになるなんて。

でも、決まっている。

きっと、好きになるのは詩織だ。

きっと、恋に敗れるのはあたし。

・・・・・・

すべてが、疲れた。

「あたし、しんどいから、保健室行くね?」

「大丈夫?」

「うん」