聖也が、心配してくれてのがとても嬉しかった。




詩織、聖也の心はいつまでもわからない。

聖也に聞いてみたいけど、やっぱり怖いし・・・

やっぱり、あたしは臆病だね。

聖也が、詩織を選んだ理由がわかる気がした。

やっぱり、あたしは詩織の代わりにはなれない。



ごめんね

心の中で詩織に謝った。

帰りには、叶斗の姿が・・・

「よう」

「叶斗も、よっぽど暇なんだな」

「うっせぇ!」

「はは」

途中で、聖也と別れてあたし達はまた二人で歩く。

「あのさ、俺お前のこと好きだから」

「・・・うん」

「知ってたか?」

「・・・聖也が・・・」

「あいつ勘がいいからなぁ・・・」