「逆だよ 逆に触れて欲しい」

「・・・じゃあ、遠慮なく」

「へっ?んんっ」

優しくて甘いキス。

「これからは、遠慮なくするから」

「うっ・・・」

何故だか分からないけど、頭が痛い。

「大丈夫か!?」

「頭が痛い」

「おいっ!!」

そこで意識は途切れた。

起きると、聖也のベッドで寝ていた。

もともと、聖也の部屋だったけど・・・

「大丈夫か?」

「うん・・・」

「あれから、30分経ったけど・・・」

「そんなに・・・」

「うん」

「あっ 記憶戻ったよ」

「マジか!!」

「うん」

「良かった」

「あたしも、聖也を思いでせて良かった」

「俺、正直マジで不安だった」

「どうして?」