「お前また・・・」

「えっ?」

「いや・・・なんでもない」

「うん・・・」

付き合っても、思い出せないのは思い出せない。

聖也に悪いな・・・

そして、聖也を思い出せないまま付き合って、一ヶ月が経った。

今日は、聖也とゆっくりお部屋デート☆

どきどきして、やばい。
 
「お邪魔します」

「どうぞ」

「俺の部屋、分かるよな?」

「うん」

付き合う前から、あたしと聖也の両親が仲良くて何回も来た事はある。

「何飲む?」

「お任せ」

「あいよ」

しばらくして、聖也がやった来た。

「お待たせ」

「ううん」