「えっと、里香ちゃんが聖也の方ばっか見てて、取られそうで・・・」

「可愛すぎ」

「へ?きゃっ」

突然抱きしめられた。

「俺は、誰だっけ? 宮崎?の事は好きになんねぇから」

「うん・・・ありがとう」

それから、数日経って里香ちゃんは聖也に、アピール中。

あたしは、今バイトの制服から私服に着替えている。

はぁ~

里香ちゃんに、向かないって言ってたけど・・・

大好きだからこそ、不安になるし恐くもなる。

早く、聖也のところに行かなきゃっ!!

ガチャ

ドアを開けると、里香ちゃんが聖也にキスしてた。

「あっ・・・」

見たくない!!

咄嗟に、そう思いあたしはその場から逃げ出した。

「待て!!」

聖也が言うけど、ごめん今は無理。

あたしは、とにかく家に帰った。