ぎりぎり、間に合ったあたし達。

「こんにちは」

「こんちわ」

「じゃあ、着替えてきて」

「はい」

「はい」

「ところで、そこの子は?」

「昨日、助けて・・・」

「本当に、お前等良い奴だな」

「だって」

「だって」

「お前等なぁ・・・ まぁ、いいや着替えて来い」

「はい」

「はい」

着替えると、里香ちゃんは聖也と喋っていた。

「そういえば、俺と香奈の結婚式お前等来る?」

「はぁ? そういうもんなの?」

「確かに」

「っで、来る?」

「どうする?聖也」

「どうしようかな・・・」

「二人とも来てよ この人こう言ってるけど、どうせ聖也君と羽衣ちゃんの両親も誘うし」