「そうなんだ」

「うん じゃあ、いってきます」

「今日は、俺も行っていい?」

「うん いいけど」

二人で、久しぶりに来た。

「久しぶり」

「久しぶり」

「コーヒーか?」

「おう」

「じゃあね」

「おう」

基本、ここでのバイトは皿洗い。

社員は、香奈さんだけでバイトはあたしだけ。

「よう」

「お客は、入っちゃ駄目だよ」

「いいの 拓哉さんは香奈さんと休憩」

「イチャイチャする気だ」

「だな 俺もキスしたいんだけど」

「はぁ?」

「だってなぁ・・・」

「何んんっ・・・」

キスされて、言葉が出ない・・・甘く深いキスに腰が抜ける。

「ハァ・・・」

「腰抜けた?」

「聖也のせい」

「大丈夫か?」

「しばらく支えてて・・・」

「おう」

明日は、いよいよ聖也の誕生日。

「ありがと」

「いや、俺も一緒に居たかったし」

「もう・・・」

「じゃ、また明日」

「また明日」

プレゼントは、明日買う。

ぎりぎり大丈夫かな・・・

「聖也、今日家に行くからまってて、くれない?」

「一緒に行けば・・・」

「ごめん すぐに行くから」