相変わらず、あたしの胸を騒がすのが好きな聖也。

「どう?学校は」

「う~ん 楽しいよ? 羽衣は?」

「あたしも」

「でもさ、なんか三日に一回は会えてたのに、会えなくなったら寂しいなぁ・・・」

「だね」

「でも、俺も羽衣も3年通うだけだし あっという間だよなぁ・・・」

「うん・・・」

「羽衣、こっち向いて?」

「?んんっ・・・」

素直に向くと、突然キスされた。

長い長いキスから開放されたあたし。

少し、息が上がっているあたしを見て聖也は意地悪そうに微笑んで、「充電」と言った。

その聖也の言葉に、あたしの頬は赤く染まる。

「そろそろ、帰るか?」

「うん」

二人で、手を繋いでゆっくりゆっくり別れを惜しむように歩いて帰っった。

あたし達は、これからも試練がいっぱいあるかもしれない。

けど、頑張って乗り越えて夢に向かって歩いていく。