「もういいんだ」

しばらくして、詩織は忽然と姿を消した。

その日から、聖也は抜け殻だった。

「そろそろ、立ち直ろう」

「・・・詩織に告白したかった」


「聖也・・・何も言わないで行ったのは、また逢えるからだよ」

「・・・そうだよな」

「うん」

その日から、聖也は元気になった。

あたしの一言で、元気になってくれた聖也に、安心した。










詩織、詩織がいなくて聖也は一回抜け殻になったよ?

何とか、立ち直らせました。

聖也、詩織に告白してないのにって、言ってたよ?

あたしも、詩織に言えてなかった事があります。