「さぁ、行こうぜ。」 「え?」 どこへ? 「送ってくから。」 「え! い、いいよ~~!!」 「なんで?」 「なんでって、もう遅いし。」 親とか心配しちゃうでしょ。 「俺、一人暮らしだし。」 「え!? そうなの?」 「うん。」 蜂矢くんは「ほら、行くぞ。」と ごく自然に手をつないだ。