「なぁ、兄ちゃん
隣来てもええか?」


遥斗が
空を見ている間に


誰かが寄ってきたようだ。


「はい、構いませんよ!!」

遥斗はにこりと
その人に
笑いかけた。


「兄ちゃん
あんた、なんて
名前や?

わいは藤咲京(フジサキキョウ)や。」

「京さんですか・・。
よろしくです。

俺は佐伯遥斗です。」


軽く握手を交わしあいながら
挨拶をした。