走り出した車。 雪也は、私にボソッと呟いた。 「…アキって奴お前と違って色気あるな。」 ニヤつく雪也。 「あんたね〜!」 ムカつく! そりゃアキは胸もデカイし… それに比べて私は… 「ないも同然」 あれ? 私じゃない誰かが私の心の叫びを代弁しくれた。 「…お前…うはは!」 「雪也〜!あんたほんとまじでムカつくの神的だわ!」 「まぁまぁ!」 雪也に胸のことを言われご機嫌なアキは私のことをわざとらしく慰めた。